「第123回 カフェ・頼政道」 6月19日
終了しました
「ふぁみりーコンサート」
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6月19日 第123回カフェ頼政道
ファミリーコンサート「大同さん一家」のライブ 感想とお礼
今日は、梅雨の晴れ間の日曜日に大同さん一家においで頂いてのコンサートです。来ていただいたメンバーはギターの大同祐一郎さん(お父さん)、MCの真理子さん(お母さん)、巌さん(息子さん)、初穂さん(娘さん)の4人です。
今回のカフェ頼政道でのコンサート開催は患者さんのご家族から見せていただいた「木幡キリスト福音教会」で行われたゴスペル・ライブのチラシが発端です。偶然なのです。その方によればそのライブの中心メンバーの女の子は同志社大学のゴスペル・グループ(ゴスペルクワイアー Joyful-Joyful )に属していて「大変お上手」ですとのことです。そしてその女の子の家族は音楽一家でお父さんはギター、息子さんはジャズピアノを弾く・・・。
ゴスペルの上手な女の子がいる。新進気鋭のジャズピアノがいる。それも、地元木幡。これは見たい、聞きたい。
そしてついに私のたっての希望でファミリーコンサートが今日、実現いたしました。
オープニングは「夏の思い出」です。祐一郎さんがギター、巌さんがピアノで伴奏し、真理子さんと初穂さんの歌声に祐一郎がハモるという形です。
歌の上手な方はどんな時でもどんな状況でも、イントロから狂いません。まさにその通り、狂いません。「絶対音感」というのでしょうか、そのあたり私はまるで不案内ですが、音程の絶対外れない初穂さんの歌声には、一切の雑が排除されて、伸びやかです。素晴らしいパフォーマンスです。
お母さんの真理子さんの案内でライブは進みます。次は唱歌の「ふるさと」です。参加者の皆さんも小声で唱和される。その後は賛美歌の「天のふるさと」「青空」「慈しみ深き」「主 我を愛す」「平和 川のように」がカフェに響きます。音が空間を変えるといいますが、まさにその通りカフェがあたかも教会になったようです。このような経験をすると、教会のオリジンもこのようなカフェのようなものなのかもしれないと思ったりします。ごく普通の家に地域の方が集まり来て、支えあう。そこが拠り所になる。
次の賛美歌は皆さんもよくご存知の「アメーズンググレース」です。初穂さんのフューチャーで演奏されました。初穂さんの歌声が更に伸びやかになり、その声がカフェの空気を「希望」や「愛」の色に染める。小さい時から日曜日ごとに教会へ、そしてそこで触れた賛美歌。幼い耳や感性に賛美歌は何を与えたのでしょうか。彼女の歌声を聞いていると、カラオケ・大人文化と対極の音楽を感じます。(カラオケを否定しているわけでありません)
そしてその次に京都大学在学中の巌くんの「Fly me to the moon」。学業と音楽の両立に悩む、才能あふれる若手ジャズピアニストの逸品でした。
最後に賛美歌を「主はわたしの手 主はわたしを導く」「God bless you」の2曲を演奏していただきました。
大同さん、本当に楽しい時間をありがとうございました。家族一緒に音楽を親しむ。そしてそれだけではなく、同じ曲を歌って演奏する、それも今回のように地域の私たちにこれを披露していただく。今の社会では「奇跡」のような出来事です。そして大同さん一家にはマイクからスピーカー一式を持参いただいた上、参加者が共に歌えるようにすべての歌詞をスクリーンに映すというご用意をしていただきました。重ねて感謝いたします。ありがとうございました。
さて今度は、娘さんのお仲間でゴスペル三昧でしょうか、巌くんのトリオでジャズ・ライブでしょうか。楽しみが広がりましたね。