「第89回 カフェ・頼政道」 9月7日
終了しました
「トリニタード・トパゴ共和国の国民楽器”スチールパン”を体験しよう!」
|
9月7日 ジャズユニット「アルトサックス & スチールパン」ライブ 感想とお礼
今日は89回目のカフェです。
開演前からステージの周辺を見回す方がおられます。
それもそのはず、本日のライブはスチールパンの登場です。テレビで見たことはあるけれど演奏を生で聞くのは初めてという人がほとんどです。
トリニダード・トバゴ共和国の国民楽器スチールパンは、ドラム缶から作られた音階のある打楽器で、独特の倍音の響きを持った音色が特徴。『20世紀最後にして最大のアコースティック楽器』と呼ばれており、トリニダート・トバコ政府により、国民楽器として1992年に正式に認められたそうです。(日本には国民楽器と呼ばれるものはありません)
今日の奏者は帽子の似合うお二人です。サックスが山内紳平さん、スチールパンが山本高広さん、付き添いが山内 朱子さん。
さあ、サックスとスチールのコラボの始まりです。
スチールパンの魅惑の響きを、今日はアルト・サックスが奏でるジャズのリズムに乗せて味わうという贅沢です。
最初は、今でも様々な世界中のシンガーがカヴァーしているビートルズのジョン・レノンが歌う
「In My Life」、2曲目は西条八十 作詞、服部良一作曲の「蘇州夜曲」、先日亡くなった李香蘭が映画「支那の夜」で歌いました。わたしたちはテレビ・ラジオで渡辺はま子さんと霧島昇が歌うの何度も聞きました。現在でも多くの方がカヴァーしていますね、例えば石川さゆり、アン・サリー・・・。メロデイーもいいけれど歌詞も良い「君がみ胸に抱かれて聞くは・・・」いいですよね。
ジャズのスタンダードナンバーが4曲「ジョージア オン マイ マインド」(我が心のジョージア)と「Misty」(サラ・ボーンのがお気に入りです。)「ジョーンズ嬢にあったかい」それからベニーグッドマンの名曲
「Memory Of You」(あなたの思い出)
それから映画「カサブランカ」の挿入歌「時の過ぎゆくままに」演奏していただきました。スチールパン、意外に可愛い音でした。スチールパンの奏者の山本さんは「聞くよりやったほうが楽しいですよ」と言います。サックスの山内さんの本職は消防士さん、曲のあいだに最近の災害や自衛隊の災害時のパワーぶりについてコメントしながら、の熱演でした。
JAZZは時にスイング、ときにはブルースになります。いいね、JAZZの生。