カフェ頼政道

「第67回 カフェ・頼政道」 7月21日

終了しました

「フルートとマリンバ コンサート」  戸田ご夫妻による演奏


「フルートとマリンバ」   戸田ご夫妻による演奏

感想とお礼

カフェのそとの頼政道通りはいつもより人通りが多い。その中には参議院選挙の投票のため東宇治高校へ向かう人もいるかも知れない。梅雨が開けた日曜日のカフェの森には梅雨明けを待ち望んだように蝉の声が響く。
今日は戸田ご夫婦のフルート・マリンバ コンサートの日です。戸田さんの意向でのステージの位置が変わりました。ステージがいつもの茶室側ではなく、玄関側に設けられました。その理由を戸田さんはコンサートの最初に参加者皆さんへ説明される。戸田さんによるとカフェのような木造民家では音響効果がほとんど期待できないようです。そのカフェの中で、比較的ましなところがこの玄関側の位置ということです。戸田さんはこの音響についてだけではなく、曲と曲の間に例えば、マリンバについて、そして文代さんの才能の高さ・鋭さ、ご自身のピアノに対する考え、編曲の苦労話、娘さんとの音楽を通じての交流などを話される。学校で教鞭をとっておられたからでしょう、わかりやすく話される。

さて1時間のコンサートの始まりです。
お二人の演奏が皆さんの人の心を和ませてくれます。それのみならず、心の奥底に仕舞いこんでおいた独特の気持ち(感情)を引き出してくれます。特に「荒城の月」は湧き上がった懐かしい想いが過ぎ去らないように、そしてその想いがなるべく心のうちに留まるように、音が微妙に変わりながら流れていきます。予測と違う新鮮な調べに思わず気持ちが微笑みます。お二人の音楽は音という言葉で、私たちの心に語りかけてくれるのです。
演奏された曲を私の記憶より列記しています。 記憶や理解に違いがあるかもしれません。ご容赦ください。

川の流れのように
グリーンスリーブス  変奏曲(ジャズ風にアレンジされたもの)
ロシア民謡 ともしび
夏はきね 変奏曲 
荒城の月 変奏曲 
コンチネンタル・タンゴ
「タンゴ」 A.ピアソラ

素晴らしい演奏をありがとうございました。
最後に戸田さんが「いつでも再演奏を」と言ってくださいました。この言葉に改めて感謝です。

頼政道 頼政道
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