カフェ頼政道

たんぽぽ村音楽隊は、みんなで歌うのが大好きな５人組です。フォークソングの演奏活動を始めてから、今年で２９年になります。これまで地域のイベントや様々な催しに出演してきました。今回も演奏だけではなく皆さんと一緒に歌って、楽しいひと時を過ごせることを願っています。

勝手に思っていたのですが、遠い昔、団塊の世代が若者だったころ、フォークソングが一世を風靡した時代がありました。その頃の曲が演奏され、そして後で、みんなでそのころの歌を歌うのかなと思っていました。でも違いました。
たんぽぽ村音楽隊のフォークは、最初から「はい、みなさんご一緒に歌いましょう！」でした。歌詞を書いたパンフレットが皆さんに配られました。この中にある曲をみんなで歌うのだと思っていたところ、パンフにない曲も何曲かありました。でも、さすが２９年のキャリアを持つ「たんぽぽ村」、参加者の皆さんが知っているような曲ばかりでした。「千の風になって」「知床旅情」などメジャーな歌から宇治に関わる歌など盛りだくさんでした。さらに、手話を交えてみんなで大きな声で歌ったり、楽しくもにぎやかな一時間があっという間に過ぎました。
これで終わりかなと思ったら、アンコールの声が二度も上がりました。この歌も歌いたい、というお気持ちが参加の皆さんの心の中で湧き起ってきたのだと思います。たんぽぽ村音楽隊のフォークは、みんなで歌うフォークというよりもみんなが歌うフォークを目指しておられるのではないかと、勝手ながら思いました。そして、それからほんの２日後、当日のＤＶＤまで送ってくださいました。
歌声の中に本当に優しい人柄があふれていた「たんぽぽ村音楽隊」の、小笠原徳治様、後宮みち江様、南井裕行様、南井美加様、松林正嗣様、楽しいひと時をありがとうございました。