カフェ頼政道

「第43回 カフェ・頼政道」 5月20日

終了しました

「病気との付き合い方を考える」 脳内出血を乗り越えた池田ご夫妻

闘病体験談…池田利光さん、池田三砂子さん

闘病記より…「2009年3月29日の日曜日。二人で昼食をとり、しばらくして夫は新聞片手にトイレに行きました。私は2階にいました。-その後、トイレのドアが閉まる音はしたのに何も動く様子はなく、何か変だなと感じて階段の上から見下ろすと、ちょうどトイレ横の洗面台に背中を向けて、夫が立っています。…振り向いた夫は、アアアと呂律が回らない状態で、初めは冗談かと思いましたが、すぐに異常な事態を察知しました。・・・。

お礼と感想

スタッフを含め40名の参加者が待つカフェに 脳内出血を乗り越えた池田利光さん、三砂子さんご夫婦を迎えての第43回のカフェ頼政道。
三砂子さんがご主人の発症当時の状況を細部まで細かくお話ししてくださる。お辛いお話にもかかわらずわかりやすく、ある時は生々しく、ある時は大切な事だから言い漏らさないようにと慎重に話される。
奥さんの三砂子さんは起こった出来事を辛いことだけれど、それを受け止めなければご主人のリハビリや介護などの日々の生活が進まないと言われる。「2009年3月29日」から人生が一変したのだけれど起こったことを悔やんでも、悲観的に考えても物事が先に進まない。日々起こることに頑張ることが大切と教えてくださる。
奥様は決して「あなたのせいで私の人生設計が変わった」とご主人には愚痴らない。ご主人を責めたりしない。救急の対応や病院の対応についても不満はあると思うが感謝はすれど悔いるような言う方はしない。
自分たちの経験をしまい込むのではない。二人、いや家族みんなで病気と向い合いながら前向きに考える。ご主人は毎日の散歩は欠かさない、奥さんは介護日誌に良かったことを書き込む。奇跡の人があればその方の本を読む。そしてご主人は自らに言う「決して諦めない」と。

脳内出血を乗り越えた池田ご夫妻脳内出血を乗り越えた池田ご夫妻
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脳内出血を乗り越えた池田ご夫妻
ランチ