カフェ頼政道

開催決定! 「東日本大震災復興支援イベント」

終了しました

東宇治高校生と地域住民でつくる東日本大震災復興支援イベント

「東日本大震災チャリティーコンサートと講演会」

日時: 5月14日(土) 17:00~19:00
場所: 東宇治高校  格技場(200名収容)

共催
東宇治高校生徒会
東宇治高校育友会
御蔵山学区福祉委員会
カフェ頼政道

未曾有の大地震により被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 原発のある福島やその周辺地域の放射能汚染については予断を許さない状況です。また、東日本全体の停電など様々な問題に対して、国民全員でこの危機を乗り越えていかなくてはなりません。
先日お伝えしたとおり、カフェの僅かばかりの余剰金1万円を日本赤十字社の行う義援金に寄付させていただきましたが、わたし達にはもっと何かできるはずです。今回、東宇治高校に足繁く通い、橋本校長・山口副校長と協議を重ねた結果、左記のイベントを計画することができました。
みなさん、ご家族ご友人振るってのご参加を!
( 門阪・丸山 )

内   容
大津銘曲堂、満月堂、
梅田康弘氏  京大名誉教授(地震防災)講演
被災地支援医師の講演
東宇治高校吹奏楽部

東日本大震災復興支援イベントにご参加の皆様へのお礼

2011年5月14日 天候にも恵まれた土曜日の16:30。いつもなら部活帰りの高校生以外の人影しか見ることのない時間帯に、大人が、家族連れが続々集合です。高校の格技場の中の1/3くらいの座席が埋まっている。そして中からリハーサルと言うには力の入った熱い音が響いています。100%の満月堂さんのパフォーマンスです。後の席には東宇治高校の吹奏楽部がすでにスタンバイ出来ている。正面左には大きなパネルが掲げてある「東日本大震災復興イベント ライブ&講演会」。これも高校の作品なんだろうか。
カフェ頼政道のスタッフも全員顔を揃えて、生徒会の皆と、参加者の皆さんを会場に誘導。いつもカフェの参加していただいている方々だけではなく、ご近所の方や高校生の保護者の方やかどさか内科クリニックの患者さんなど多くの方が続々入場される。定刻の午後5時前には部活が終わった野球部と思われる諸君が参加。ほぼ200席は満席となる。
橋本校長の挨拶。実は橋本校長も堀川高校卒業で、かどさかの後輩です。会を開くに当たっての経緯をいつもの優しい話し方で説明してくださる。それから満月堂さんのライブが始まる。「明日に駆ける橋」途中で電源が落ちましたが、さすがに動ずることなく進行です。毎回のことですが、「宇治物語」、よかったです。設営準備など大変ですのに15分間目一杯演奏して下さいました。ありがとうございました。
以下バンマスの東山さんから5/16に頂いたコメントです。
『改めて、あのような意義あるイベントにお呼び頂いて感謝しております。わずか15分ではありましたが、満月堂としてできる範囲のパフォーマンスを 演じさせて頂いたつもりです。ベースの池さんも、母校に恩返しができたと彼なりに喜んでおりました。 またお越し頂いた地域の多くの皆さん、PTAの方々、高校生のみんな、そして先生方に少しでも満月堂の演奏を聞いて頂けて嬉しく思います。
途中で電源が切れるハプニングもありましたが、あれはあれで又、皆さんにとっても、我々にとっても印象深いファクターとして記憶に残ることと思います。 東日本大震災に係る復興支援は、まだまだ息の長い継続的な活動を 求められているように聞いております。身近にできることからの活動、身の丈に応じた活動を、と言うことでは今回の東宇治高校でのイベントは若い高校生の皆さんにも、地域の皆さんにも「何か」を感じてもらえたように感じますし、大成功だったのではと思います』
ライブ中も続々来場される方がいる。格技場の後の入口近くは立っている人が出始めた。
司会してくれている女子高校の声がかわいい。
写真を何枚もとっている人が3人いる。女性は広報担当の高校生のようだ。男性の右腕には報道関係者らしき腕章が見える。 梅田先生の講演はきれいなスライドでの説明は高校生の諸君にも分かりやすかったと思う。このような大震災の話をするのは専門家ゆえに辛い気持ちがあるにも関わらず、科学者としての真摯な態度を崩すことなく講演するのは大変なことだと感じました。ご苦労さまでした。
以下梅田先生から5/16に頂いたコメントです。
『チャリテイコンサートは大盛会でしたね.日本列島は変動帯にありますから地震はどこででも起きます.そのことを前提に私たちも暮らしも,原子力利用も考えなければならないと思っています。震災チャリテイでお話しさせていただけましたことに,家内ともども大変うれしく感謝いたしております』
東宇治高校の吹奏楽が始まりました。総勢30人はいたと思う。たくさんの高校生が音楽を自分の生活の一部にしていることは嬉しい。中にはどこかで顔を見た女子高生もいる。顧問の近藤先生の指揮にのり「嵐」のメドレーを中心に全力投球の演奏でした。元気が東北に届きました。
消防署勤務の大津銘曲堂さんには被災地援助の話をしていただいた後にサックスとギター演奏をしていただきました。震災直後の援助活動の大変さをやや押さえてお話くださいました。本当はもっと大変な援助生活だったと考えられます。被災者のことを考えた配慮だったと思います。
最後に府医師会の安田先生の福島、会津若松での避難施設での医療活動についての講演がはじまりました。「我々は一人ではない」「皆の支えがなければ被災地支援も出来ない」「東北の方は非常に我慢強いです」など大切な言葉がどんどん出てくる。皇后さまの態度にも言及されていました。今後の被災地援助のあり方についての話は先生の実践であり、我々の今後の活動の指針にもなる貴重なものでした。
かどさかも最後に挨拶させていただきました。
その挨拶の時に十分言えなかったことを書きます。
「私たち大人はここにいる高校生諸君の一人一人の名前は知りません。また自己紹介をすることもできません。しかし私たちは決して一人ではない、何も出来ない無力な人間ではない。世代が違う私たちが、この地域で生活する者と学ぶ者が、短い時間ですが同じ時を過ごして、東北の復興支援のための会を多くの方の参加をいただいて開くことができたことを参加者全員と喜びたい。そしてこの復興支援イベント開催についてご協力いただいた皆さんへの御礼もこの場を借りて改めてしたい。
東宇治高校の橋本校長、山口副校長をはじめ教職員の方々、育英会の役員の方々、生徒会の諸君、御蔵山学区福祉の方々ありがとうございました。会場の設営のみならず、後片付けをも主体的にやっていただいた野球部や弓道部の諸君やその指導をされていた顧問や教職員の先生方ありがとうございました」
今日も遙か東北に向かって、私たちの思いが東北に届くように声を出しましょう。
「東宇治が応援している がんばれ東北」
2011/5/30